上京するなら理解しておきたい株式園のこと
地方にいると公立保育園等が多く、特に田舎に行くとほとんどが公立保育園で、私立保育園は少なくなります。
待機児童問題は都市部で大きな問題となっていますが、保育園もこの先、認可保育園ばかりではなく多様化していくことが必要言われているのです。
近頃は株式会社が経営する保育園も登場し、株式園などと呼ばれ注目されています。
こうした企業による保育園は、一人暮らしの保育士向けに社員寮を確保したり、保育プログラム研修など、滞在保育士に向けてのプログラムなども積極的に行っているようです。
株式園のメリットを知っておこう
株式園のメリット、まずは福利厚生が非常にしっかりしているという点です。
産休、育休などももちろん取り入れていますし、介護休暇などの急な休みにも、系列の園から補充するという形で整えることができ、保育士はストレスなく働くことができます。
採用担当という専門部署を設けている法人もあり、産休取得までの代替え職員等、子育てがしっかりできる、さらにまた復帰できるようにしてくれているのです。
保育プログラムが充実している事、その研修などを受けることができ保育士としてのキャリアアップを考える方には最適ともいわれています。
リトミック、ダンス、それに英語などを保育に取り入れている株式園も多く、保護者からの評判も高いのです。
日誌、書類などは時間がかかる業務となり、保育士が残業する要因ともなっていましたが、企業が運営する園として、こうした書類作成に関しても業務が効率化されているので、残業なども少なく済むといわれています。
習田欽管理、登園退園の管理もICカードで行うなど、現代的なシステムを利用し効率よく働くことができます。
またオープニング園も多いので、新しいスタッフ同士で気持ちよく働くことができるという意見も多いようです。
みんなで意見を出し合い、協力し合いながら園を作り上げていくことができる、これは魅力的なことだと思います。
株式園にはデメリットもある
新しく生まれた保育園のシステムなので、ベテラン保育士が少ないという点はデメリットです。
また本部と現場に考え方の差ができる等、業務以外の把握が難しいという面もこの先の課題といわれています。
現代は保育スーパーバイザーとして専門的な立場の人材をおき対応している法人もありますが、園として魅力的な保育を提供するために、企業全体の把握が少ないということが大きなデメリットです。
ただ保育士同士の人間関係などを相談できる企業の人がいる等、園長先生には相談できないようなことも、企業であることから相談できる人材がいる事等、株式園には魅力がいっぱいあります。
メリット、デメリットをよく理解し、その上で魅力を感じる園に就職を考えてみるべきです。