保育士さん向けの借上げ社宅制度とは

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上京して保育士になるなら借上げ社宅制度を知っておくべき

保育士として上京したいと思っているなら、借上げ社宅制度を理解しておくべきです。
保育士の方ならこうした制度があるということも理解している人がいると思いますが、実際にどのように利用するのか?わからないという方もいます。

この社宅借上げ制度は、保育士の人材を確保し、定着させ、できる限り離職せず保育士として活躍してもらうために始まった事業です。
保育園が借り上げた物件に保育士等保育従業者が暮らし、この家賃を全額、もしくは一部補助するという制度になります。
東京都の場合、補助基準額を1戸当たり82000円の上限を設けており、国、区市町村、さらに保育事業者が分担して負担するという形です。

この制度については平成29年度から適用条件について緩和となり、保育人材確保、待機児童を減少させるなどの目的によって、該当施設に採用されてから10年以内の常勤保育従事職員という形で拡大しています。
各自治体によって取り組み内容が違うので、上京する際にどのエリアになるかを、それによってどのような取り組みがあるか調べておくことも必要です。

借上げ社宅制度のメリットとは

保育士が上京して働くときに最もネックとなるのが家賃だと思います。
東京はそのほかの地域よりも家賃が高く、給料が一般的な職業よりも低めといわれている保育士にとって非常に大きな経済的負担となるのです。
その家賃を補助してくれることで、上京しても余裕を持って働くことができ、貯蓄なども出来るようになると思います。

お給料が経験年数に応じて上がっていけば、家賃を払っても生活できるようになっていくことが予想されるので、若い年代で経済的に苦しい時に補助があるというのは大きなメリットです。
またこの社宅借上げ制度のほかにも、保育園独自で引越し費用や家電、家具など、上京して一人暮らしするときに必要なものを購入する初期費用を補助するなどの制度も行っているところがあります。
こうした制度を利用できるということは保育士にとって、特権ともいえる事なのです。

借上げ社宅制度のデメリットとは

就職先、つまり保育施設自体がこの制度を活用していないと、利用することができないので、就職時点から社宅借上げ制度を取り入れている施設を探す必要があります。
また借上げ社宅への転居の場合、住民票を居住に移すことが必要となり、この手続きも必要です。

保育園によって違いがありますが、この制度を利用している園の中には、通勤費用が出ない、また徒歩、自転車通勤ができるところを探すように言われることもあります。
保育園によってどのような形で物件を探すのか違いがあるので、この点を調べておく必要も出てくるのです。

もしもこの保育園を分け合ってやめるという場合には、退去しなければならないことになり、補助を受ける事もできなくなるので、早急に住まいを探さなければならないということもデメリットとなります。
やめたいと思うことがあっても、住まいのことを考えると退職できない、転職できないと思う方も多いのです。

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